1956-11-30 第25回国会 衆議院 地方行政委員会 第3号
北端歯舞本村を視察いたしましたが、納沙布燈台の真下が国境線と称してソ連の監視下にあり、折柄出漁中の三、四十隻のわが漁民がコンブ、帆立貝の採集中を二隻のソ連監視船に追い立てられている現状を見せつけられ、痛憤にたえない思いがいたしました。 根室町では根室支庁長の催しで、管内市町村長並びに歯舞、色丹諸島関係者の懇談会が開かれました。
北端歯舞本村を視察いたしましたが、納沙布燈台の真下が国境線と称してソ連の監視下にあり、折柄出漁中の三、四十隻のわが漁民がコンブ、帆立貝の採集中を二隻のソ連監視船に追い立てられている現状を見せつけられ、痛憤にたえない思いがいたしました。 根室町では根室支庁長の催しで、管内市町村長並びに歯舞、色丹諸島関係者の懇談会が開かれました。
なお昨日納沙布燈台からの報告と、それから漁船からの報告によりまして、どうもつかまえられたのではないかというカニ刺し網漁船が四隻ございます。これはいま調査中でございます。幸いソ連関係の拿捕関係もときどき起りまするが、最近では二、三時間の現場における臨検で釈放されたものもありまするし、また連れて行かれた、すなわち拿捕も一週間あるいは長くて二週間ぐらいで帰って来るのが通例であるわけであります。
よく問題になつておりますが、あの貝殻島という島なんかも、私どもが参りました納沙布燈台——岬のとつぱなにある小さい燈台ですが、その燈台から見ますと、すぐ目の前に望まれるようなところであります。
○田渕委員 関連質問ですが、われわれが昨年の八月に歯舞、納沙布燈台を調査いたしましたときに、北海道の一町村で愛媛県くらいの地域がある。その地域に警察あるいは海上警備警察が少いから、北海道に対しては特別な扱いをし、特別な措置を講ずるようにということで、行政監察特別委員会が国会に勧告をしておるわけであります。
なお昨年行政監察特別委員会の委員として派遣されまして、北海道の根室半島並びに納沙布燈台等を見、マッカーサー・ラインの三海里という点を見ましたときに、ソ連、中共を疎外した多数講和でやつておることに対して、これにいやがらせを持つて来るのに、ソ連として最も日本を痛い目に合わすのは、北洋漁業であります。
私は、曽つて北海道に国政調査に赴きました際に、根室の北端納沙布燈台に立つて、今まで本会議で問題になりました歯舞群島、国後島を目のあたり見て参りました。僅か納沙布燈台を離るること一マイルのところをマツカーサー・ラインが走つております。この燈台から望遠鏡で見ていると、眼の前のそごからソ連の監視船に日本の漁船が拿捕されて行く。
一、函館市におきましては国家地方警察函館方面本部、函館海上保安部 二、小樽市におきましては第一管区海上保安本部三、札幌市におきましては国家地方警察北海道管区本部、同札幌方面本部、札幌電波管理局、同じく札幌電波監視局 四、釧路市におきましては、釧路海上保安部、国家地方警察釧路方面本部 五、根室町におきましては、根室町警察署、納沙布燈台 六、室蘭市におきましては室蘭市警察署、室蘭海上保安部であります。
私たちで言いますと、納沙布燈台のサウスイースト線より向うへは船頭としてだれも行く者はないのであります。それで漁にかかりまして、五十マイルくらいのところに二日がかりで網を流しておりました。それで二日で帰る予定のところ、もう帰らなければならないけれども、そのときに漁がなかつたため、若い者と、遠いところは何回も出られないから、もう一日漁をしようと相談の上一日漁をしたわけであります。
○高岡参考人 私たちとしましては、現在の区切られたところは、花咲港より納沙布燈台のところを通つて、根室にまわるのにも、実際霧の深いときは、何ぼ自信がありましても、航海ができない。それで納沙布燈台の所がもう一海里でも広いとすれば、それは自分たちにとつて大した利益であるということを、あそこを通るたびに頭に入れておるわけです。